Quantcast
Channel: 竹内用の鉄道と食欲日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1536

寝台特急『北斗星号』食堂車『グランシャリオ』で「フランス料理コース」他

$
0
0
8月23日(日)。この悲しむべき日に合わせ、一部記事を繰り上げます。
実はこの日は私にとって大きな別れ・・・。
JR東日本JR北海道では3月14日(土)のダイヤ改正で寝台特急『北斗星号』の定期運行終了し、その後は
臨時運行してきたが、いよいよ8月22日(土)の札幌発、同23日(日)上野着をもって寝台特急『北斗星号』の
臨時運行も終了。
それは同時に寝台特急ブルートレインの最後を意味する。
ブルートレインが好きで鉄道ファンになった自分にとって、この出来事はあまりにも大きく、大袈裟かもしれないが
生きる希望を失う印象かな?

この日のふさわしい記事として、1年くらい遡る話題ですが、2014年9月28日(日)にまだ当時定期運行していた寝台特急『北斗星号』に札幌~上野間に乗車した時の記事にUPしたいと思います。


その寝台特急『北斗星号』(2レ)ですが、札幌17:12発で入線が17:03。
当然のことながらDD511083+DD511138に牽引されて定刻通り入線してきました。入線してからの時間って
ほとんどないのね。
ファンとしては残念なところ。

イメージ 1


今回、乗車するのは9号車のB寝台個室“ソロ”。
この9号車はJR東日本のA寝台個室“ロイヤル”+B寝台個室“ソロ”の合造車オロハネ25-500番台。

イメージ 2

(※写真は違う日の違う場所で撮影)

イメージ 3


同じ車両の通路でもA寝台とB寝台に仕切り扉があります。通路だからあまり意味ないんだけどね。

イメージ 4


室内は一人用B寝台個室でこんな感じです。

発車してすぐシャワーカード(320円)を買うため、食堂車に並びます。

イメージ 5


たった6分間のお湯が出るシャワーの利用カードを買うまでに30分くらいかかり、最初の停車駅の南千歳に
着いてもまだ並んでいました。
何とか買えてシャワーカードはカシオペアのデザインでした。

イメージ 6


シャワーの利用時間帯がよくありませんが、何とか買えました。

さてこの日の夕飯には当然のことながら同列車の7号車である食堂車「グランシャリオ」で、

イメージ 7


(※写真は別の日の別の場所で撮影)

スシ24という食堂車で、電車特急の食堂車を改造して流用。そのため車体が低めとなってデコボコ編成を演出。
デビュー当初、違和感がある車両でしたが、案外こんなんでも編成美なんですねぇ。

イメージ 8


同列車の食堂車ですが、『日本レストランエンタプライズ蝓戮運営。
上り列車には“ディナータイム”が2回あり。1回目18:00~19:20、2回目19:40~21:00でメニューは「フランス料理
コース」(当時7800円のちに8500円)か「懐石御膳」(当時5500円のちに6000円)の2種類による事前
予約制。

イメージ 9


今回は当然のことながら1回目の「フランス料理コース」(当時7800円)を事前に予約。

18:00~ですが、シャワーカード入手の疲れだどから10分ほど遅れて食堂車に参上!
席はすでに決まっていて、名前を告げて席に案内されるシステム。

イメージ 10


車内は落ちつた雰囲気。

イメージ 11


車内は2人掛けのテーブルが6卓、4人掛けのテーブルが4卓で、相席にならず2人席のテーブルに着席。

イメージ 12


お品書き。
着席すると飲み物を勧められ、別料金で「ビアマンゴー」(670円)で乾杯!

イメージ 13


2060円のハウスワインも考えたのですが、ワインは悪酔いしそうでスルー。
一応、普通のビールと差額がないので風変わりなビールにしたのですが、これマンゴー風ビールで風変わりで
悪くないです。
ただサワーならいいけど、ビールだと違和感が・・・。

まずは帆立貝柱とサーモンのマリネ紅白仕立て。

イメージ 14


サーモンなどの魚介はかなりの薄切スライス。
ボリュームはあまりないけど、さっぱりして美味しくいただきました。

イメージ 15


牡丹海老と白身魚のワイン蒸し 赤ワイン風味クリームソース。

イメージ 16


これ確かに赤ワイン風味で食べたことない味。
牡丹海老や白身魚の具材はどうであれ、赤ワインクリームソースはたいへん気に入り、皿に残さないように
味わいました。

イメージ 17


牛フィレ肉のソテー大地の野菜添え マスタードソース。

イメージ 18


肉はミディアム風で柔らかいですね。
マスタードというよりはワインテリヤキ風味に感じられました。どこがマスタードソースなのか?隠し味??
味は美味しかったけど・・・。

イメージ 19


プチパンにバター付。

イメージ 20


まあ普通に美味しくいただけました。
後から知りましたが、パンはおかわりできるみたいですね。

イメージ 21


最後にデザートでスペシャルガトーとグラスの盛り合わせとコーヒー。

イメージ 22


北海道の地形をデザインされていていい雰囲気を演出してくれます。
甘過ぎず、酸っぱ過ぎず冷たくて美味しくいただきました。

イメージ 23


初めてコース料理での1時間20分の食堂車の旅でしたが、ボリューム感はイマイチながら、車窓や夜行列車の
雰囲気も手伝い全体的に美味しくいただき時間で食堂車を後にしました。

イメージ 24


当初、食堂車のコース料理制度に好感がなかった私でしたが、コース料理で同時に同じものを提供すれば調理と
作業効率も上がる。また事前予約によるシステムで食材の準備も容易になりそうだし、経営難で消えていった
各地の食堂車からの教訓を活かしたスタイルのようにも思えました。

そして“ディナータイム”が終了すると、21:00頃~23:00(ラストオーダー22:30)で予約不要の“パブタイム”に変身!
ビーフシチューセット、ハンバーグセット、スパゲッティーなどの食事やアルコール、ソフトドリンクの飲み物などを
提供するというから、近年の食堂車に商売に無駄がない。

前述のとおり、寝台特急『北斗星号』は運行終了したものの、寝台特急『カシオペア号』はまだ運行中なので、
メニューも類似しているので寝台特急『カシオペア号』で是非お試しあれ!

今回は列車内なので放射能測定はお休みします。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1536

Trending Articles